はじめに

はじめに
クライアントターミナルはオンライン取引システムの一部です。ターミナルはトレーダーのコンピュータにインストールされ、次の機能を実行します。

  ・ オンラインモードでの価格とニュースの受信
  ・ 取引操作の実行
  ・ オープンポジションと指値注文の管理と運用
  ・ テクニカル分析
  ・ MetaQuotes Language 4(MQL4)によるエキスパートアドバイザ、カスタム分析、スクリプト及び関数の作成
  ・ 取引戦略のテストと最適化

取引の意思決定を行うためには、信頼できるオンラインの情報が必要です。このため、価格やニュースがターミナルにリアルタイムモードで配信されます。オンラインで配信される価格をベースに、テクニカル分析やオブジェクトを使いながら市場を分析することができます。エキスパートアドバイザを使えば、市場や取引のポジションを常に監視するというルーティン作業が軽減できます。また、ポジションをより柔軟に管理できるように、ターミナルには複数の注文タイプが組み込まれています。

クライアントターミナルはMicrosoft Windows 98SE/ME/2000/XP/2003で動作します。ハードウェアの必要条件はソフトウェアの必要条件に応じます。

ターミナルのインストール

ターミナルをインストールするには、インターネットでダウンロードし実行する必要があります。プログラムをインストールするディレクトリを選択し、インストールウィザードの手順に従って操作します。ターミナルのインストールが完了すると、自動的に動作を開始します。

ターミナルはインストール済みのバージョンの上にインストールすることも可能です。この場合、ターミナルの設定はすべて旧バージョンの設定と変わりません。例外は定型チャートとデフォルトチャートグループと型、及び配布セットに含まれている通常のMQL4プログラムです。このため、標準の 定型チャートまたはチャートグループ表示には変更を加えず、一意の名前をつけたMQL4プログラムを作成することをお勧めします。

同時に複数の口座で操作する必要がある場合は、その数に相当するターミナルを別個のディレクトリにインストールする必要があります。このとき、各ターミナルには個別の設定が適用されますが、口座の開設とインターフェース言語だけは例外で、これらはレジストリに格納されます。

ターミナルの起動

インストールが完了すると、クライアントターミナルのプログラムが「スタート」メニューに作成され、さらにプログラムのショートカットがデスクトップに表示されます。これらを使いクライアントターミナルを起動することができます。

注意 : 同一のディレクトリから同時に2つのクライアントターミナルを起動することはできません。同時に複数のターミナルを起動させるには、その数に相当するプログラムを別個のディレクトリにインストールする必要があります。

一定のパラメータが指定されていれば、ターミナルはコマンドラインから起動することができます。パラメータには口座番号とチャートグループ名を使用することができます。口座番号がパラメータとして指定されている場合は、プログラム起動時にこの口座の認証が試みられます。チャートグループが指定されている場合は、自動的にダウンロードされます。例えば、terminal.exe”123456-‘British Pound'”の例では、”123456″ が口座番号、British Poundがチャートグループ名です。コマンドラインに(上記のチャートグループ名のように)スペースが含まれているときは、必ずダブルコーテーションで囲みます。スペースが含まれていないときは、ダブルコーテーションで囲む必要はありません。シングルコーテーションでチャートグループ名を囲んでください(例:terminal.exe 123456-`GBPUSD`)。コマンドラインに使うのはログインだけでも、チャートグループとログインの両方でもかまいません。ただし、ログインを伴わず、チャートグループ単独では使えません。

ターミナルは予め定義した設定で起動させることもできます。詳しくは、「起動時の構成」 と「Datacenter.ini」の章を参照してください。

口座の開設

ターミナルはデモ口座とリアル口座の2種類の口座を使って操作することができます。デモ口座は練習用として操作するためのもので、実際に資金は動きませんが、実践さながらに取引戦略を組み立てて、試してみることができます。デモ口座にはリアル口座とまったく同じ機能が搭載されています。唯一の違いは、デモ口座は実際に投資を行わずに開設できる点ですが、投資からの利益は期待できません。

デモ口座の申請
デモ口座は「ファイル⇒デモ口座の申請」コマンドを選ぶか、「ナビゲータ⇒口座」ウィンドウのコンテキストメニューから「デモ口座の申請」コマンドを選んで開設します。またターミナルは、すぐに操作を開始できるよう最初のプログラム起動時にデモ口座の申請を促す画面を表示します。

デモ口座の申請には以下の情報を登録する必要があります。
名前 : ユーザのフルネーム
国名 : 居住地の国名
都道府県 : 居住地の都道府県
市町村 : 居住地の市町村名
郵便番号 : 郵便番号
住所 : 正確な現住所(町名番地、アパートマンション名及び部屋番号)
電話番号 : 連絡先の電話番号
Eメール : メールアドレス
口座タイプ : 取引業者が定義したリストから口座タイプを選ぶ
通貨種別 : 選択した口座タイプによって自動的に設定される、初期証拠金の基準通貨
レバレッジ : 取引に用いる自己資金と借入資金との比率
初期証拠金 : 基準通貨建ての初期証拠金額

「次へ」ボタンをクリックし登録を続けるには、「貴社のニュースレターの購読に同意します」にフラグを立ててください。次に、接続するサーバを選びます。利用できるサーバとその名前及びpingが画面に一覧表示されます。一番望ましいサーバは、pingが最も低いサーバです。登録が完了すると、開設した口座に関する以下の情報を含むウィンドウが表示されます。即ち、「ログイン」:口座番号、「パスワード」:アクセス用のパスワード、「インベスタ」:インベスタのパスワード(これを使った接続モードでは、口座状況をチェックしたり、価格変動を分析することができますが、取引はできません)です。登録が完了すると新しい口座が「ナビゲータ⇒口座」ウィンドウに表示され、操作を開始することができます。このとき、サーバから、いま新しく開設した口座のログイン番号とパスワードを含むメッセージがターミナルに送信されてきます。このメッセージは「ターミナル⇒メールボックス」ウィンドウで確認することができます。また、口座の登録が完了すると、自動的に認証されます。 .

注意 : デモ口座の申請に関して問題が発生したときは、取引業者の技術サポートサービスにお問い合わせください。

リアル口座の開設
リアル口座は、デモ口座と異なり、ターミナルから開設することはできません。開設にあたっては、必ず取引業者と特定の規約を結ぶ必要があります。リアル口座は「ナビゲータ⇒口座」ウィンドウにその旨のマークが付きます。リアル口座を使って操作を開始する場合は、認証を行う必要があります。

認証

認証とは、ログインとパスワードを使ってターミナルをサーバに接続することです。これにより取引口座を運用することができます。ターミナルで口座にアクセスするには、通常のパスワードを使う場合とインベスタパスワードを使う場合の2通りがあります。通常のパスワードで認証されると、ターミナルで操作する全面的な権利が与えられます。インベスタパスワードの場合は、口座状況の確認、価格の分析、及びエキスパートアドバイザを使った操作はできますが、取引はできません。インベスタアクセスは、口座の取引のデモンストレーションに便利なツールです。

認証されるためには、「ナビゲータ」ウィンドウの口座のコンテキストメニュー(コンテキストメニューは口座番号を右クリックして表示)または「ファイル」メニューから「ログイン」コマンドを選択して実行します。次に、表示されるウィンドウに口座番号とパスワード(通常のパスワードまたはインベスタパスワードのいずれか)を入力し、サーバを選択します。すべてのデータを指定してから「ログイン」ボタンをクリックします。

注意 : 「ログイン情報を保持」のオプションを有効化すると、ターミナルを次回起動したときに最新の口座が自動的に認証されます。「ツール⇒オプション」のサーバタブの「スタート時の個人設定とデータを維持する」のオプションも同様の働きをします。

セキュリティシステム

クライアントターミナルとサーバ間のデータ交換は128ビットキーを使用して暗号化されています。通常はこれだけで取引のセキュリティを確保するには十分です。しかし、この暗号化システムのほかに、ターミナルではもう1つ別の暗号化システムを使用することができます。それはRSAのデジタル署名アルゴリズムを利用した、拡張セキュリティシステムで、公開キーと秘密キーを使用する、非対称暗号アルゴリズムです。公開キーは無料で配布され、秘密キーで署名されたメッセージの真正性をチェックするために利用することができます。公開キーを知っていても、それを使って許容可能な期間内に秘密キーを解読できないことが保証されています。公開キーに基づいた秘密キーを解読するには、高性能な現代のコンピュータでも何十年、何百年とかかります。

注意 : 電子デジタル署名を使用した拡張セキュリティシステムはサーバ上で有効化します。

拡張セキュリティモードでは、サーバに最初に接続したときに、公開キーと秘密キーを生成する特別なウィンドウが表示されます。キーを生成するには、まずマウスのカーソルをウィンドウの黒い領域内で動かして、ランダムデータシーケンスを生成する必要があります。すると、このシーケンスに基づいてキーが生成されます。生成されたRSAキーのペアはハードディスクに格納され、公開キーが取引サーバに送信されます。その後、サーバがこの公開キーを使って署名された情報の真正性をチェックします。

注意 :
拡張セキュリティシステムが取引口座に有効な場合、他のコンピュータで操作するには、生成されたRSAキーをこの別のコンピュータに移す必要があります。このキーはKEY拡張子の付いたファイルに存在しており、/CONFIGフォルダに格納されます。

いずれかのキーを紛失したり損傷した場合は、取引業者の技術サポートサービスにお問い合わせください。

ライブアップデート

ターミナルにはライブアップデートシステム(LiveUpdate)が搭載されています。この機能により、プログラムの新バージョンの情報が即座に届き、これをインストールすることができます。このシステムは常時有効であり、無効にすることはできません。

ターミナルはサーバに接続されると、プログラムの更新版の有無をチェックします。更新版が見つかると「ライブアップデート(Live Update)」というウィンドウが表示され、ユーザに更新版をダウンロードするよう促します。これらの更新ファイルのダウンロードを開始するには、「開始」ボタンをクリックします。アップデートの進行状況とダウンロードされるファイルの一覧は、このウィンドウ上で確認することができます。ダウンロードが完了すると、ターミナルの新バージョンが自動的にインストールされ、再起動します。

注意 : サーバに接続されないかぎり、ライブアップデートのプロセスは開始されません。
ライブアップデートに問題が発生した場合は、技術サポートサービスに連絡してください。
アップデートされると、クライアントターミナルと合わせて配布されているエキスパートアドバイザ、罫線分析ツール、及びスクリプトも上書きされます。