取引

取引

金融市場において取引で利益を上げるための基本的で簡単なルールは安く買って高く売ることです。したがって、金融市場での取引活動は証券売買のための連続的オペレーションとなります。それを行うには、取引ポジションをオープンし、変更し、クローズする必要があります。取引ポジションは市場での約束(注文)であり、相殺売買が行われていない購入または売却契約の数です。ターミナルによる売買全体は取引ポジションを通して実施されます。

取引ポジションをオープンするには売買を行う必要があり、また、ポジションをクローズするにはその逆オペレーションを行う必要があります。ポジションは成行注文時または指値注文の約定時に取引業者によってオープンされます。オープンされたポジションはそのポジションに付随するストップ(S/L)及びリミット(T/P)注文水準の値を変えたい場合に変更することができます。ポジションはトレーダーの要求に基づいて、またストップ(S/L)またはリミット(T/P)注文の約定によってクローズされます。そのほか、ポジションはエキスパートアドバイザを使って、オープン、変更またはクローズすることができます。この仕組みについては「エキスパートアドバイザ」セクションで説明します。

注文種別

クライアントターミナルでは、取引業者に取引オペレーションの実行を要求することができます。さらに、ターミナルでは、オープンポジションの制御と管理が可能です。これらの目的のため、いくつかの取引注文のタイプが使われます。注文は取引オペレーションを行うことの取引業者に対するクライアントの約束表明です。クライアントでは次のタイプの注文が使われます。即ち、成行注文、 指値注文、ストップ(S/L)及びリミット(T/P)です。

成行注文
成行注文は現在価格で証券を売買することの取引業者に対するクライアントの約束です。この注文の執行は結果として取引ポジションをオープンすることになります。証券はASK価格で購入され、BID価格で売却されます。ストップ(S/L)及びリミット(T/P)注文(以下で説明)は成行注文に付随することができます。成行注文の執行モード は売買される証券によって異なります。

指値注文
指値注文は事前設定価格で将来に証券を売買することの取引業者に対するクライアントの約束です。このタイプの注文は将来の指値が事前設定水準に到達すると取引ポジションをオープンする場合に使われます。ターミナルで利用できる指値決注文には以下の4つのタイプがあります。

買い リミット(Buy Limit) : 将来「ASK」価格が事前設定値に到達したときに購入をします。指値価格は現在価格水準よりも低くなければなりません。このタイプの注文は、通常、一定の水準まで下がった証券の価格が上昇すると予測して出します。

買い ストップ(Buy Stop) : 将来「ASK」価格が事前設定値に到達したときに購入をします。逆指値価格は現在価格水準よりも高くなけばなりません。このタイプの注文は、通常、一定の水準に達した証券の価格が更に上昇を続けると予測して出します。

売り リミット(Sell Limit) : 将来「BID」価格が事前設定値に到達したときに売却をします。指値価格は現在価格水準よりも高くなければなりません。このタイプの注文は、通常、一定の水準まで上昇した証券の価格が下がると予測して出します。

売り ストップ(Sell Stop) : 将来「BID」価格が事前設定値に到達したときに売却をします。逆指値価格は現在価格水準よりも低くなければなりません。このタイプの注文は、通常、一定の水準に達した証券の価格が更に下がり続けると予測して出します。

ストップ(S/L)及びリミット(T/P)の注文は指値注文に付随することができます。指値注文が約定した後、指定されていたストップ(S/L)及びリミット(T/P)水準は自動的にそのオープンポジションに引き継がれます。

ストップ(S/L)
この注文は証券の価格が不利益の方向に動き始めた場合に損失を最小限に抑えるために使われます。証券の価格がこの水準に到達すると、ポジションは自動的にクローズします。そのような注文はオープンポジションまたは指値注文に付随しています。取引業者は成行注文または指値注文に付随している場合に限りそれらの注文を受諾することができます。ターミナルはこの注文規定が満たされているかをチェックするすためにロングポジション(買い待ち)にはBID価格で、ショートポジション(売り待ち)についてはASK価格でチェックします。

価格の変動に従ったストップ(S/L)注文の自動化には、トレイリングストップを使用することができます。

リミット(T/P)
この注文は証券の価格が一定の水準に達したときに利益を得ることを意図しています。注文価格がこの水準に達すると、ポジションはクローズすることになります。この注文はオープンポジションまたは未決注文に常に付随しています。注文を要求できるのは成行注文または指値注文と一緒の場合に限られます。ターミナルはこの注文規定が満たされているかをチェックするすためにロングポジション(買い待ち)にはBID価格で、ショートポジション(売り待ち)についてはASK価格でチェックします。

注意 :
すべての取引オペレーションの約定価格は取引業者が定めます。
ストップ(S/L)とリミット(T/P)注文はオープンポジションについてのみ効力があり(約定され)、指値注文については効力はありません(約定されません)。
ターミナルではヒストリーチャートはBID価格で描写されます。また、チャートに表示された注文の一部はASK価格で描写されます。最新のASK価格の表示を有効にするには、ターミナル設定の「Askのラインを表示」にチェックを付ける必要があります。

トレイリングストップ

ストップ(S/L)の意図は通貨ペア価格が不利益な方向に動く場合に損失を減らすことにあります。ポジションが利益状態になると、ストップ(S/L)は手動で採算水準に移すことができます。このプロセスを自動化するため、トレイリングストップが提供されています。このツールは、価格が同じ方向に強く変動するとき、または何かの理由で市場を継続的に観察することができない場合に特に有効です。

トレイリングストップ機能は常にオープンポジションに添付され、ストップ(S/L)のようにサーバ上で作動するのではなく、クライアントターミナルで作動します。トレイリングストップを設定するには、「ターミナル」ウィンドウで「トレイリングストップ」コンテキストメニューコマンドを実行する必要があります。次に、オープンポジションの現在価格とストップ(S/L)の差について希望する値(トレイリングストップ値)を選択します。1つのオープンポジションに設定できるトレイリングストップは1つだけです。

上記の操作後、新たな価格が入って来るごとに、ターミナルはポジションが利益状態になっているかをチェックします。[その時点の現在価格 – ストップ(S/L)]がトレイリングストップ値よりも大きくなると、ストップ(S/L)注文を出すコマンドが自動的に実行されます。設定されるストップ(S/L)はその時点の[現在価格 – トレイリングストップ値]となります。さらに、価格がより有利な方向に変動すると、トレイリングストップはストップ(S/L)水準を自動的に価格に従って変更しますが、ポジションの利益が1度でも下がると、ストップ(S/L)をそれ以上変更しません。したがって、取引ポジションの利益は自動的に固定されます。自動ストップ(S/L)注文の変更が終わると、その記録がターミナルの操作履歴内に記入されます。

トレイリングストップは、「トレイリングストップ」メニューの「取消」コマンドを実行して無効にすることができます。また、「トレイリングストップ」メニューの「全てを取消」コマンドを実行すると、すべてのオープンポジションと成行注文のトレイリングストップは無効になります。

注意 : トレイリングストップは、ストップ(S/L)やリミット(T/P)のようにサーバ上で作動するのではなく、クライアントターミナルで作動します。ターミナルがオフの場合、作動しないのはこのためです。この場合、以前のトレイリングストップによって設定されたストップ(S/L)で約定されます。

執行のモード

クライアントターミナルでは3つの注文執行モードがあります。

即時執行(新規取引または決済取引)
このモードでは、注文はターミナルが取引業者に提示した価格で執行されます。ターミナルは現在価格を設定して注文を送ります。取引業者がその価格を承認すると、注文が執行されます。承認しないと、いわゆる「価格の再提示」が発生します。取引業者は注文が執行できる価格をターミナルに戻します。

価格提示リクエスト
このモードでは、取引業者から提示された価格で成行注文が執行されます。ターミナルは取引業者に成行注文の価格提示をリクエストします。ターミナルは提示価格を受け取ると、その価格で注文を出すか、その価格を拒否することができます。

市場価格
この執行モードでは、取引業者はトレーダーとの追加協議なしに注文執行価格について決定を行います。このモードで注文を送ることは取引業者が決定する価格での執行にターミナルが事前に同意していることを意味します。

注意 : 証券ごとの注文執行モードは取引業者によって規定されます。

取引ポジション

金融市場において取引で利益を上げるための基本的で簡単なルールは安く買って高く売ることです。したがって、金融市場での取引活動は証券売買のための連続的オペレーションとなります。それを行うには、取引ポジションをオープンし、変更し、クローズする必要があります。取引ポジションは市場での約束(注文)であり、相殺売買が行われていない購入または売却契約の数です。ターミナルによる売買全体は取引ポジションを通して実施されます。クライアントターミナルは取引ポジションの制御及び操作の数多くの機会を提供します。トレーダーが指示(注文)を与え、取引業者がポジションをオープンまたはクローズします。取引ポジションの操作内容は以下の通りです。

ポジションのオープン : 成行注文または指値注文の執行の結果として証券が売買されます。

ポジションの変更 :オープンポジションに添付されたストップ(S/L)水準及びリミット(T/P)水準を変更します。

指値注文の発注 :買い リミット、買い ストップ、売り リミット、または売り ストップを発注します。

指値注文の変更及び削除 : 未約定の指値注文の変更または削除します。

ポジションのクローズ : 既存のオープンポジションをクローズするために証券を売買します。